證安院について
峨野巡りの土産物の店の並ぶ中、白壁の土塀に囲まれた證安院は昔から「さつき寺」として有名です。
山門の正面に誓阿上人の『南無阿弥陀佛』の名号石、本堂には雲に乗った来迎阿弥陀仏三尊仏をまつっています。浄土宗京都教区嵯峨組寺院27カ寺のひとつでもあり、観音様は洛西三十三カ所の第十六番札所になっています。
寺宝として、お釈迦さまの涅槃図、浄土宗の名僧、山崎弁栄聖者筆の『無上尊』の額などがあります。
二尊院や祇王寺を越えて、化野念仏寺に向かう道すがらに證安院はあります。
小倉山のすそ野に竹林や田畑が広がるこのあたりは、昔はうっそうとした竹藪ばかり。
昼間でも薄暗くて、ちょっと恐ろしいような場所でしたが、今では休日ともなると嵯峨野めぐりを楽しむ若者や、観光客で、さながらメインストリートのような賑わいをみせます。
證安院の門を入った正面に『南無阿弥陀佛』と彫られた名号石が建っています。
地中に埋もれていたのを掘り起こして建立したもので、御名号は誓阿上人の書かれたものです。
この名号石をとり囲むように、庭にはたくさんのさつきが植えられています。以前は軒先までとどきそうな大さつきがあったので「さつき寺」とも呼ばれていました。
残念ながらその大さつきは終戦後枯れてしまいました、そのさつきで大きな茶杓を作り残してあります。
東本願寺のふすま絵にも、この大さつきを描いたものがあるそうです。
当院では、今年の春うっそうと繁っていた竹藪を開墾し、檀家から寄贈された数百株のさつきで庭園を作り、明るい雰囲気のお寺に変わりました。さつき寺と呼ばれていた昔に負けない庭ができました。
花の咲く頃、ぜひ1度お越しください。
ごあいさつ
證安院住職をつとめております村上峻海と申します。
京都市右京区で400年以上の歴史を持つ浄土宗の寺院であります。
浄土宗を開かれた法然上人の教えは、「南無阿弥陀仏」というお念仏をお称えすることです。ひとえにお念仏をお称えすること、それは心の平安へと繋がっております。
人々のお寺離れがささやかれる昨今でありますが、お寺にはこの現代において、ここにしかない心の平安があると、信じております。地域、そしてそこに住まれる皆様にとって、心の拠り所となれるように努めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
寺院の特色
出張葬儀 | 寺院葬 | 永代供養 | 墓地 |
---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
祈祷 | 樹木葬 | ペット供養 | 水子供養 |
― | ― | ― | ― |
専用会館 | 駐車場 | バリアフリー | その他 |
― | 〇 | ― | ― |
寺院概要
住所 | 〒616-8427 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町22 |
---|---|
アクセス | 【公共機関の場合】 嵐山駅 から徒歩15分 市バス 嵯峨釈迦堂前 徒歩13分 |
電話番号 | 075-871-3923 |