〇〇寺について
見性寺の歴史は、今を遡ること800年ほど前の鎌倉時代、建暦2年(西暦1212年)に始まります。源平の合戦で敗れた平家は滅亡します。九州を中心に活躍した有力な武将、平貞能(たいらのさだよし)の身にも危険が及びましたが、恩義ある宇都宮城主の嘆願により罪を許され、その身柄は宇都宮氏に預けられました。平貞能は出家し、一族の霊を供養するため数々の寺を建立する中、この地にもしばらく滞在しました。このとき結んだ小さな庵、「浄土宗建昌寺」が、現在の見性寺の起源です。その後、宝治2年(1248年)、宇都宮氏から分家した多功石見守宗朝(たこういわみのかみむねとも)がこの地に多功城を築くのに伴って、土地を寄進、七堂伽藍(建物)を建立します。そして、宝徳3年(1451年)結城市安穏寺から伝室存的(でんしつそんてき)大和尚を請して中興開山とし、「曹洞宗見性寺」となって今に至ります。現在の住職は、このときから数えて27代目に当たります。
ごあいさつ
当山は、栃木県、上三川町(宇都宮市の南となり)にある曹洞宗の寺です。曹洞宗の修行の中心は坐禅です。曹洞宗の開祖道元禅師は「坐禅は安楽の法門なり」と言われました。坐禅は、長時間つらさに耐えて坐ったり、警策(きょうさく -木の棒-)で肩を叩かれる痛みを我慢したりする「苦行」ではありません。坐禅の基本は、姿勢を正し体を整えて坐ることです。体を整えて坐っていると、だんだん呼吸が整ってきます。体を整え呼吸を整えて坐っていると、だんだん心が整ってきます。整った心から、正しい言葉や正しい行いが生まれます。坐禅をすることによって、特別な力が得られるわけでも、病気が治るわけでもありません。しかし、たった5分でも、静かに坐っている間は、普段抱えている余計な荷物を下して、本来の自分に立ち返ることができます。寺をお参りして本堂で、朝お仏壇の前で、夜眠る前、たとえ短時間でも姿勢を正して静かに坐る時間をもってみませんか?
寺院の特色
出張葬儀 | 寺院葬 | 永代供養 | 墓地 |
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祈祷 | 樹木葬 | ペット供養 | 水子供養 |
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専用会館 | 駐車場 | バリアフリー | その他 |
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