ごあいさつ
はじめまして。私は真宗太谷派明窓寺第１８世住職を仰せつかっております藤石寛（ふじいしひろし）と申します。仏教では｢縁｣ということを、大変大事にしております。むしろ、われわれはすべて｢縁｣によって成り立っていると言っても過言ではないのでしょう。
しかし、近年では縁＝つながりということよりは、個人個人の社会となりつつあるのではないでしょうか。ここでよく考えてみてください。いま、ここ、わたしが成り立つのは、親との縁、ご先祖様との縁、家族との縁、血のつながりだけにとどまらず、友人との縁、学校の先生との縁、会社の先輩後輩との縁、その他諸々のあらゆるものとの縁によってわたしが成り立っているということは、今も昔も何ら変わりはございません。よく｢お陰様で｣という言葉を使われるかと思いますが、その通りで、いま、ここにいるわたしは、様々なご縁によるお陰様の塊ということとなりましょう。僧侶であります私自身そのことを大事に受け止め、丁寧に生きていくことを日々常々考えております。
みなさま方との新しい貴重なご縁を心よりお待ちし、親切丁寧にお勤めさせていただくことに尽力を捧げたいと思います。どうぞお気軽にお問い合わせください。
