ごあいさつ
個人の健康や幸せは、まず「健全な環境」から。健全な環境であればこそ、私たちは自己の生活の充実に集中できます。しかし環境の健康のためには、きっと私たちにも役割があるはずです。環境世界と人間の持ちつ持たれつの関係こそ「郷土」なのだと思います。植物は根を張った場所から動けません。だから花を咲かせ、実をつけ、その種を大地に蒔いていく。枯れてはやがて土になり、あたらしい仲間を育む土台になる。こうして何世代もかけて周囲に「森」を築いていきます。ならば私たちも植物のように。そのさきにこそ、私たちの充実した生活があるはずです。昌福寺は、そのような皆さんの「郷土」であり、「森」でありたいと思っています。
