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真徳寺のある真壁地方は豊饒な土地であり、まさに桃源郷といえるような土地でした。さらに、奈良の徳一法師ら傑僧たちによって仏教の文化がもたらされ、壮大な伽藍や数多くの山寺・里寺が創建されました。 その中の一つが施無畏山「真徳寺」です。開山は慈覚大師円仁であり、大師が嘉祥3年(850年)に東北地方を巡錫をした際に足跡を当地に留め、一宇を建立されたのが濫觴(はじまり)です。当山は天台宗比叡山延暦寺を本山とし、江戸時代において慈眼大師天海が住職を勤めた関東の名刹である栃木県宗光寺の客末となり、中本寺の待遇が与えられました。天海は徳川家康の政治顧問にもなっていた名僧であり、その後、三代家光まで幕府相談役として尽くし、280年の徳川幕府の基礎を固めた方です。 それゆえ、当山では徳川将軍家尊儀の回向供養が行われました。
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2022.01.04
2018.07.17
2018.05.31